【長い長い鬱からの脱出】小説をかきはじめました。最初一部を載せて置きます。
©中山章彦
やっと退院できます。
40才で鬱になり、もう60才です。
私は、約30年間「NEC通信システム」という会社で
日本と世界の通信インフラを開発して来ました。
「世界初のシステム開発に成功」と新聞に掲載された事もあります。
しかし、時代の流れは非常早く、ITの世界では、
一瞬で、コンペチターに追い越されます。
米国シスコシステムやフォアシステムやシリコンバレーの
新興ベンチャーが世界を制覇しました。
急速に仕事が無くなり。
早期退職しましたが、国内は不況でエンジニアの開発の仕事は無く、
中国や韓国等のアジアにシフトしていました、韓国なら仕事はある
と紹介されましたが、鬱の私には敷居が高く感じました。
暫く通信系のコールセンターで働きましたが、
鬱が酷くなり、家庭は離婚の危機でした。
結局、入院治療をしたのです。
私は、「精神障害者」となり年金で入院費を
賄っていました。
入院して約一年。ワタシは入院中の唯一の趣味iPhone
で世界情勢を検索しながら「素朴に疑問に思う事」
を検索して過ごしていました。
そしてある時、突然「気が付きました」
「素朴な疑問」をテーマに本を書こう。
それが新しい自分の「使命」になる。
「仕事」になる。そう「気づいた」時に「鬱」は
突然、治りました。長年の不眠症が無くなりました。
ようやく退院です。
本書では、同じ様に仕事に悩み苦しみ
自分を含む生きる希望を無くした人々の為に
私の長い「鬱」人生とそれを克服した経緯、
助けてくれたテクノロジーと取り巻く人々や
時代背景について記していきます。(続く)
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